MARR Onlineマーケットを読む
2021年11月のM&A状況
2021年12月2日
クボタ、印農機大手を1400億円で買収
11月のM&A市場では、IN-OUTで、クボタがインド証券取引所上場でトラクタメーカーのエスコーツ(EL)を約1406億円で買収する。
IN-INでは、片倉工業が、MBOにより非上場化する。金額は約716億円。
OUT-INでは、英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズが、トライグループに投資した。
11月は340件
11月の件数は340件で、前年同月比12件、3.7%の増加となった。
マーケット別ではIN-IN255件、前年同月比2.3%減、IN-OUT56件、同30.2%増、OUT-IN29件、同20.8%増だった(表1参照)。
金額は1兆886億円、前年同月比22.1%増加した。金額トップは、JERAによるフリーポートLNGプロジェクト運営の米フリーポートLNGデベロップメントへの資本参加で約2851億円。(表2参照)。
※IN-IN(イン・イン):日本企業同士のM&Aをいう。
※IN-OUT(イン・アウト):日本企業による外国企業へのM&Aをいう。 一般的には、アウトバウンドM&Aともいう。
※OUT-IN(アウト・イン):外国企業による日本企業へのM&Aをいう。一般的には、インバウンドM&Aともいう。
※当事者とは、
合併では存続会社を当事者1とし、相手側を当事者2とする。新設合併や株式移転による完全親会社設立では、会計処理で取得企業になる側を当事者1とする。
買収、資本参加、出資拡大では株式の取得側を当事者1とする。対象企業を当事者2とする。
事業譲渡では、資産などの取得者を当事者1とし、相手側を当事者2とする。既存事業の統合では、事業規模の上位の企業を当事者1とする。合併では存続会社を当事者1とし、相手側を当事者2とする。新設合併や株式移転による完全親会社設立では、会計処理で取得企業になる側を当事者1とする。
買収、資本参加、出資拡大では株式の取得側を当事者1とする。対象企業を当事者2とする。
出所:株式会社レコフデータ MARR Online
[マーケットを読む ~今月のM&A状況~] (2022年1月号)より
[マーケットを読む ~今月のM&A状況~] (2022年1月号)より