M&A支援機関、情報提供受付窓口

中小企業庁は2021年11月12日、M&A支援を巡って問題を抱える中小企業者等からの情報提供を受け付けるための専用窓口を設置しました。 中小企業が安心してM&Aに取り組める基盤を構築するために、中小企業庁は、今年8月にM&A支援機関に係る登録制度を創設し、10月には登録結果の最終状況として、登録されたフィナンシャルアドバイザー（FA）および仲介業者全2278件のリストを公表しました。

今回設置されたのは、登録されたFAや仲介業者によるM&Aの支援において、中小企業が受けた不適切な対応の情報を受け付けるための専用窓口となります。

中小企業庁では、2020年3月に「中小M&Aガイドライン」を策定しており、その中でM＆A業者に対する適切なM＆Aのための行動指針を提示している。また、M&A支援機関への登録の要件として、中小M&Aガイドラインの遵守を宣言することとしている。このため、中小M&Aガイドラインに反するような対応等が提供情報に該当します。

なお、提供のあった情報については、不適切事例として他の中小企業者への注意喚起に用いる他、登録Ｍ＆Ａ支援機関の登録要件の充足状況の確認のための参考情報とするなど、M&A支援機関登録制度の運営のために活用される予定です。


中小企業庁「M&A支援機関に係る情報提供受付窓口の設置について」より
※記載の情報は、2021年11月時点の内容です。

出所：MARR Online M&Aトピックス
[中小企業庁、M&A支援機関に係る情報提供受付窓口を設置（2021/11/12）]より